細胞膜における膜タンパク質や脂質の組織化、膜分子のドメイン形成、膜タンパク質の局在化、膜骨格や足場タンパク質との相互作用などが、情報伝達などの膜機能の発現に重要であることがわかってきた。一方、1分子レベルで膜分子を可視化し操作する技術の進展も著しい。この結果、細胞の膜機能を細胞骨格/膜骨格までをも含めた統合的分子システムの作動原理という観点から理解したい、という機運が盛り上ってきた。そこで、様々な膜分野の研究者間の相互作用を促進し、統合的な膜研究を進展させることを目的として、「細胞膜研究フォーラム」を企画した。
皆様のご参加をお待ちしています(参加のための登録は不要ですが、会場や懇親会の都合上、下記にご連絡いただけましたら幸いです)。また、話題提供者を募集しています。既に決定している話題提供者と同様に、講演7分、質疑応答8分の予定です。
ご連絡をお待ちしています。(話題提供の申し込みは1/11正午までとさせていただきます。)
kusumib.bio.nagoya-u.ac.jp1月17日(月)
話題提供と議論
総合司会:小林 剛(科学技術振興事業団 ERATO 楠見膜組織能プロジェクト)
| 14:00-14:10 |
開会の挨拶 細胞膜研究フォーラムについて楠見 明弘(科学技術振興事業団 ERATO 楠見膜組織能プロジェクト/名古屋大学大学院理学研究科) |
|---|---|
| 14:10-15:40 |
題提供と議論 1野村 典正、瀧口 金吾、宝谷 紘一(名古屋大学大学院理学研究科) 膜小胞のトポロジー変換 宮田 英威(東北大学大学院理学研究科) ファゴサイトーシス:細胞膜の動的リモデリングと細胞活動 大隅 良典(基礎生物学研究所) オートファジーに関わるApgタンパク質の機能 村田 昌之(岡崎国立共同研究機構・生理学研究所) セミインタクト細胞系とGFP可視化技術を用いた細胞内メンブレンダイナミクスの解析 辰巳 仁史(名古屋大学医学部) 細胞膜融合過程を近接場顕微鏡で観察する。 川崎 一則(生命工学工業技術研究所) ウイルスの膜融合中間体 |
| 15:40-16:00 | Coffee Break |
| 16:00-17:45 |
話題提供と議論 2藤原 敬宏(科学技術振興事業団 ERATO 楠見膜組織能プロジェクト) 細胞膜におけるリン脂質のコンパートメント化された運動:アンカード膜タンパク質ピケットモデル 高桑 雄一(東京女子医科大学医学部) Protein 4.1 の機能マップ 三木 裕明(東京大学医科学研究所) N-WASP による膜直下でのアクチン重合誘導 佐邊 壽孝(大阪バイオサイエンス研究所) パキシリンの細胞内動態制御に関わるARFGAP活性蛋白質群 (PAGs)による細胞骨格と細胞運動性制御 井出 徹(科学技術振興事業団1分子過程プロジェクト) 高分子支持人工膜-チャネル1分子の光学・電気的同時計測系の開発 Ritchie, Kenneth(科学技術振興事業団 ERATO 楠見膜組織能プロジェクト)熱ゆらぎによって活性化される過程:弱い結合への応用 佐甲 靖志(大阪大学大学院医学系研究科)上皮成長因子による細胞内情報伝達反応の1分子測定 |
| 18:00-20:00 |
懇親会司会曽我部 正博(名古屋大学大学院医学研究科) |
| 19:30-21:00 |
楠見研究室ツアー |
1月18日(火)
総合司会:小林 剛(科学技術振興事業団 ERATO 楠見膜組織能プロジェクト)
| 10:00-11:45 |
話題提供と議論 3阿久津 秀雄(横浜国立大学)NMRによる膜タンパク質構造解析法の開発 谷口 寿章(藤田保健衛生大学・総合医科学研究所/理化学研究所播磨研究所メンブレンダイナミクスプロジェクト)シグナル伝達のプロテオーム解析 斎藤 尚亮(神戸大学バイオシグナル研究センター) リン酸化酵素の膜へのターゲティング:分子機構と細胞反応 八木澤 仁(姫路工業大学理学部) δ型PLCの細胞内局在 中西 守、古野 忠秀、平嶋 尚英(名古屋市立大学薬学部) MAPキナーゼの核移行のダイナミックス 萩原 正敏(東京医科歯科大学難治疾患研究所) アルギニンメチル化反応によるmRNA輸送の制御機構 深田 正紀、貝淵 弘三(奈良先端科学技術大学院大学) 低分子量GTP結合蛋白質Cdc42/Rac1と標的蛋白質IQGAP1による細胞間接着の制御機構の解析 |
|---|---|
| 11:45-12:45 | Lunch |
| 12:45-14:30 |
話題提供と議論 4梅田 真郷(東京都医学研究機構・臨床医学総合研究所)膜リン脂質の非対称分布を制御する分子とその機能について 花田 賢太郎(国立感染症研究所・細胞化学部)細胞内スフィンゴ脂質選別輸送の再構成系 平林 義雄(脳科学総合研究センター)スフィンゴ脂質による膜ドメイン形成と機能発現 笠原 浩二(東京都医学研究機構・臨床医学総合研究所)細胞膜ラフトでのGPIアンカー型神経細胞接着分子シグナル伝達におけるスフィンゴ糖脂質の役割 武内 恒成(奈良先端科学技術大学院大学)GPIアンカー型神経接着分子TAG-1の機能と情報伝達機構 向後 寛、藤本 豊士(名古屋大学医学部)カベオリンmRNAの多様性の検討 野村 一也(九州大学大学院/科学技術振興事業団さきがけ研究21)血液型糖鎖を介した細胞接着---カエルから線虫へ |
| 14:30-14:50 | Coffee Break |
| 14:50-16:20 |
話題提供と議論 5川戸 佳(東京大学大学院)ニューロステロイド:第三世代の神経伝達物質、脳神経で合成され神経間交信を制御する 出沢 真理(千葉大学医学部)神経再生における軸索とグリア細胞の接着機構 東 秀好(三菱化学生命科学研究所/理化学研究所フロンティア研究システム糖鎖機能研究チーム)糖鎖受容体を介した細胞間認識の情報伝達-糖鎖情報がシナプス形成を誘導するか? 木村 一志、溝口 明(京都大学医学研究科)成長円錐とシナプスにおける細胞間接着機構 溝口 明(京都大学医学研究科)成長円錐とシナプスにおける細胞間接着機構 渡辺 紀信、檀 一平太(名古屋大学大学院理学研究科/科学技術振興事業団 ERATO 楠見膜組織能プロジェクト)生後マウス大脳において発現上昇する新規GCKファミリーキナーゼ、MINKの単離と機能解析 臼倉 治郎(名古屋大学大学院医学研究科)前シナプス膜近傍におけるカルシウムの分布 |
| 16:20 |
閉会の言葉臼倉 治郎(名古屋大学大学院医学研究科) |